アスベスト含有建物の解体|事前調査から除去・処分まで費用と流れを解説
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アスベスト含有建物の解体|事前調査から除去・処分まで費用と流れを解説

更新: 2026年7月17日

築年数が古い建物を解体する際に必ず確認が必要なのが「アスベスト(石綿)」の有無です。アスベストを含む建材は、解体時に飛散すると深刻な健康被害を招くため、法律で厳重に管理されています。

目次

アスベストとは?なぜ危険か

アスベスト(石綿)は、かつて建材として広く使われた天然繊維状の鉱物です。断熱性・耐火性が高く、昭和30〜50年代に大量に使用されました。しかし吸入すると中皮腫・肺がんなどの重篤な疾患を引き起こすことが判明し、2006年に製造・使用が全面禁止されました。

アスベストが使われている可能性がある建材

  • 屋根材(スレート・波板)
  • 外壁材(サイディング・吹付け材)
  • 天井材・壁材(テクスチャ吹付け)
  • 断熱材・保温材(ボイラー周辺)
  • 床材(ビニールタイル)

目安:1981年以前に着工した建物はアスベスト含有の可能性が高く、2004年以前の建物も注意が必要です。

2022年法改正:事前調査の義務化

2022年4月の大気汚染防止法改正により、一定規模以上の解体・改修工事では専門家による事前調査が義務付けられました。

  • 床面積80㎡以上の解体工事
  • 工事請負金額100万円以上の改修工事

事前調査の結果は都道府県への報告が必要です。調査結果を無視して解体した場合は罰則があります。

アスベスト解体の費用目安

項目 費用目安
事前調査(書面調査) 3万〜10万円
事前調査(分析調査:採取・分析) 10万〜30万円
飛散性アスベスト除去工事 100万〜300万円
非飛散性アスベスト(囲い込み・除去) 20万〜100万円

アスベスト解体の安全な流れ

  1. 専門家による事前調査(書面・現地)
  2. 分析調査(必要に応じて建材サンプルを採取・分析)
  3. 都道府県への届出(義務対象工事の場合)
  4. 隔離・養生のもとアスベスト除去
  5. 除去後の空気測定(クリアランス確認)
  6. 通常の解体工事
  7. 廃材の分別・適正処分

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